クモ、人間と似た睡眠をすることが判明 「夢」を見ている可能性も 眼球運動などを調査

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 クモが、人間のように寝ることが新たな研究によって明らかとなった。ドイツでの研究によると、睡眠どころか「夢」さえ見ている可能性があるという。

 研究者らは、30匹以上のハエトリグモの赤ちゃんを撮影。足をけいれんさせたり曲げながら、定期的にクモが眼球運動していることを発見した。

 この運動はレム睡眠中、瞼を閉じながら眼球を左右に動かし、鮮明な夢を見ている人間の活動に似ているという。

 研究を指導したコンスタンツ大学の進化生物学者ダニエラ・レスラー氏はこう話す。「陸生無脊椎動物にレム睡眠のような状態がある証拠を報告します。ハエトリグモが夜の休息中に、足のけいれんやいわゆる足の曲げ運動と共に眼球運動を定期的にしていることが判明しました。この報告は陸生無脊椎動物がレム睡眠のような状態となる直接的な証拠です。陸上脊椎動物のレム睡眠との明確な類似性が節足動物の中に存在したのです」

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