歌手エルトン・ジョン(75)が、ツアー引退後メタバースでパフォーマンスを続行する可能性があるという。来年7月にラストツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」が終幕。しかし、自身の音楽を次世代に伝えるため、5年間にわたる仮想空間(VR)でのコンサートを企画中だそうだ。
エルトンの夫でマネージャーのデヴィッド・ファーニッシュはミュージック・ウィーク誌にこう話す。「これは音楽の新たな大市場となるでしょう。注意深く詳細を見ているところです。エルトンは全人生でアバターみたいな存在であり続けてきました。話題を振りまいては消え、変化し前進し続けるという」
最近はデュア・リパとのデュエット『コールド・ハート』もトップ10入りし、60年に渡ってチャートをにぎわし続けるエルトン、デヴィッドはこう続けた。「ストリーミングサービスの会社から全てのデータを得ることは困難ですが、スポティファイでは特にエルトンの音楽の58%が18歳から35歳の人々によって消費されています。これは私たちの本望です。エルトンが『ライオン・キング』での仕事に感謝していると常に言っている理由でもあります。10年前の映画『ノミオとジュリエット』を私たちがした理由です。エルトンの曲を生きながらえさせる、新たな世代へ紹介し続けるということです」
他にもエルトンはブリトニー・スピアーズの復帰シングル『ホールド・ミー・クローサー』に参加、エルトンの1971年のヒット曲『可愛いダンサー』を基にしたデュエット曲となっている。更に11月20日ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで開催されるエルトンのアメリカでのラストコンサートに合わせディズニープラスからはドキュメンタリー『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』が配信予定となっている。