米人気俳優のアシュトン・カッチャー(44)が自己免疫疾患に罹ったことを明かした。数年前に稀な血管炎を患い、見る、聞く、歩くことが不可能になる経験をしたという。
ナショナル・ジオグラフィックのサバイバルリアリティ番組『ランニング・ワイルドwith ベア・グリルズ』の新エピソードに出演した際にアシュトンはこう明かした。
「2年ほど前、この不可解でかなり稀な血管炎に罹ったんだ。視力が失われた。聴力が失われた。全ての平衡感覚が失われた。戻すのに1年もかかったよ」
血管の炎症により体の血流が阻害され、内臓や組織を損傷させる症状との闘いを経てアシュトンは人生への新たな熱意が生まれたと語っている。
「失うまで僕らは感謝をあまりしないよね。『自分はまた見ることが可能となるのか、聴くことが、歩くことができるのか』なんてそれが無くなるまで思わないよ」
そんな逆境を乗り越えたことを称賛されたアシュトンはこう続けた。「その障害を見つめれば、それは自分のために作られた、自分に必要なものを与えてくれることであると気づく。そして人生は楽しいものとなる、違う?その問題の下にいるんじゃない、上でサーフィンするんだ」
アシュトンは9日、ツイッターに同病気から完治したことを報告、今年の11月にはニューヨーク・シティマラソンに参加する予定と綴っている。