声優・下屋則子 間桐桜とBB演じ分けに苦労 「Fate」ワダアルコ展で思い出語る

松田 和城 松田 和城
先行内覧会に参加した声優の下屋則子
先行内覧会に参加した声優の下屋則子

 アニメ「Fate/stay night」の間桐桜役で知られる声優の下屋則子が20日、翌日に開幕する東京・松屋銀座8階イベントスクエアで開催されるイラストレーター・ワダアルコ氏の展示会「ワダアルコ展 Fate&Fate/EXTRA ART WORKS」の先行内覧会に参加した。

 ワダアルコ氏がキャラクターデザインを担当するRPG「Fate/EXTRA CCC」で初登場したキャラクター・BBを演じた下屋は、会場のイラストを見て、役作りを行った約10年前を思い出したという。2006年に放送されたテレビアニメ「Fate/Stay night」に登場し、自身が長年演じてきたキャラクター・間桐桜とのギャップに苦戦。同氏と議論を重ね、BBの少しわがままでフワフワとしたキャラクター像が完成した。「勝ち気のキャラクターのBBがすごく表情豊かに描かれているんです。ワダアルコ先生の描く目の表情がすごく好きで助けられました。BBに命を吹き込むことができたのは先生のイラストのおかげ」と感謝を口にした。

 会場入口に大きく展示された描き下ろしイラストのBBを見て、満足そうな笑みを浮かべた下屋。同キャラのカラーは黒、赤をイメージしていたが、桜色で甘い雰囲気の衣装に包まれたイラストに「この色合いの衣装を着るBBちゃんはたぶん初めて。ネット上で公開された時『なんてかわいいんだろう』ってすごくびっくりしました」と喜んだ。

 会場では、2010年に発売されたRPG「Fate/EXTRA」のキャラクターデザインを担当するワダアルコ氏のイラストが200点以上並び、12周年を迎える同シリーズの歴史を振り返る。同氏のイラストを一堂に集めた展示空間「ワダアルコワークス」では縦3・3メートル、横4・5メートルの大型バナーにデザインされた圧巻のイラストワークが公開される。シリーズ最新作のゲーム「Fate/EXTRA Record」に関する展示も用意。下屋は「銀座のこの涼しい場所を進みながら、ワダアルコワールドを存分に楽しんでいただく。そんな夏の過ごし方も素敵かなと思います。ぜひみなさんの夏の思い出の1ページにしていただければ」と呼びかけた。

 東京会場の展示会は8月7日まで。梅田ロフト4階イベントスペースで行われる大阪会場での展示会は10月28日から11月20日まで開催予定だ。チケット、開館時間等の詳細は公式サイトまで。

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