紀藤正樹弁護士、二世信者の苦しみ「あまりにかわいそうで養子にしようと思ったことも」

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紀藤正樹弁護士=2017年撮影
紀藤正樹弁護士=2017年撮影

 弁護士の紀藤正樹氏が13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に生出演。安倍晋三元総理銃撃で注目されている宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、親が信者の子どもたちの苦しみを語った。

 番組では、安倍晋三元総理を銃撃した山上徹也容疑者の母が傾倒した旧統一教会について取り上げた。旧統一教会の幹部が11日に会見したことを受け、12日には全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見し、同教会の会見について反論。二世信者の女性も顔を伏せて出席し、その苦しみを語った。

 もちろん、山上容疑者がやったことは決して肯定されるべきではないことを前提とした上で、紀藤弁護士は「統一教会に対する心情、思いは、被害者であれば共通している。それを救済してくれる機関がない」とコメント。

 「金銭被害であれば我々弁護団が救済できる可能性があるが、家庭破壊の被害は、なかなか財産的な救済は難しい。ほとんどの方が生活保護です」と説明。親が信者で逃げてきた子どもたちも「20歳未満はまだ成人ではなかったので、結局水商売しかできない。未成年であることを隠して働くしかない」という現状も明かし「そういうところに、子どもたちを追いやる。20歳になるまで親から隠れると、そういう二世信者もいらっしゃって、本当にかわいそうだといつも思っている」とも語った。

 悲惨な現状に「あまりにかわいそうなので、養子にしようと思ったことすらある」ともコメント。「家庭破壊の問題は、政治家の方も考えて欲しい」と強く訴えていた。

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