「ゴッドファーザー」俳優が82歳で死去、盟友アル・パチーノ嘆く「人生の友だった」

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 ジェームズ・カーン
 ジェームズ・カーン

 俳優のジェームズ・カーンが死去した。82歳だった。『ゴッドファーザー』のソニー・コルレオーネ役などで知られたカーンが6日夜、帰らぬ人となったと遺族がツイッターで伝えた。

 「多大なる悲しみと共に、7月6日夜ジミーが他界したことをお知らせします」「遺族は溢れる愛と心からの哀悼の言葉に感謝しており、この困難な時に引き続きプライバシーを尊重していただけるようお願いいたします」と遺族は声明に綴っている。

 オフブロードウェイの舞台で俳優デビューを果たしたカーンは、その後ドラマ『裸の町』『ルート66』『アンタッチャブル』などに出演しテレビの世界で活躍した。

 1963年作『あなただけ今晩は』で映画デビュー、1965年作『栄光の野郎ども』などに出演した後、1972年のフランシス・フォード・コッポラ監督作『ゴッドファーザー』でアル・パチーノ、マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロらと共演し一躍有名に、同作ではアカデミー賞助演男優賞へノミネートも獲得、1974年の続編にも出演した。

 その後も、1981年作『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』、1990年作『ミザリー』など数々の映画に出演、またコッポラ監督の話題の新作『メガロポリス』でオスカー・アイザック、ゼンデイヤ、アダム・ドライバー、ケイト・ブランシェットとの共演を控えていた。

 カーンの訃報に、多数の著名人が追悼の言葉を寄せており、パチーノは、「ジミーは僕のフィクション上の兄、人生の友だった。生き生きとして大胆不敵だった彼が、もうこの世にいないことが信じられない」と綴った一方、コッポラ監督は「素晴らしい俳優、素晴らしい監督、そして親愛なる私の友人。彼がいなくて寂しくなる」「『雨のなかの女』で一緒に仕事した初期の頃から、私の人生における全ての節目を通した彼の映画と彼が演じた多くの素晴らしい役は決して忘れられることがない。彼は、サニーサイドから来た私の旧友でコラボレーター、私が知る最も可笑しな者の一人であり続ける」と語っている。

 さらにアダム・サンドラーや、ジェームズ・ガン監督もお悔やみの言葉を投稿している。

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