人気漫画「ブルーピリオド」(作者:山口つばさ)の初展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」が6月18日、東京天王洲寺田倉庫G1ビルで開幕する。美術家・会田誠氏が高3の予備校生時代に描いた作品が初公開されるなど、活躍中のアーティスト・クリエイターのブルーピリオド時代作品の展示、マンガの世界とアートの世界が交差する注目の現代アーティストがマンガに登場する課題に挑む企画が実施される。
“ブルーピリオド” はピカソの20代前半の画風を指し、そこから転じて、苦悩を抱える青春時代を表す言葉。アートをテーマにした原作漫画の主要場面を担った「美大受験」に着目し、現在活躍中のアーティスト6人の予備校時代や美術の道を本格的に歩み始めた時代の作品を展示する。会田誠、小玉智輝、近藤聡乃、冨安由真、服部一成、水戸部七絵が登場する。
また、漫画「ブルーピリオド」の主人公・八虎のように、悩みもがきながら、アートの道を志す若手アーティストたちに着目。注目の現代アーティスト20人が、原作で八虎が挑戦した課題で作品を創作し、展示する。作品はアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」で販売される。展示されるアーティストは前期・後期で入れ替わる。参加作家は前期(6月18日~8月5日)が新井碧、⼤澤巴瑠、岡田佑里奈、清川漠、小西葵、仲衿香、長谷川彩織、やんツー。後期(8月6日〜9月27日)が大西茅布、工藤時生、鮫島ゆい、杉田万智、杉本憲相、杉山日向子、suma、永田優美、フカミエリ、松田ハル、山ノ内陽介、ユゥキユキ。
展覧会では原作に登場したアート作品を展示。また、ブルーピリオド展とTikTokによるクリエイターオーディションの優秀作の展示も行われる。展覧会は9月27日まで開催。入場チケットなどの詳細は公式サイトまで。