ドラマ「アニマル・キングダム」などで知られる女優のエレン・バーキン(68)は、元恋人で俳優のジョニー・デップ(58)が交際中いつも酒を飲んでおり、一度「ワインボトルを投げられた」ことがあると証言した。2018年にDV被害者としての経験を綴ったワシントン・ポスト紙の論説を巡り、名誉毀損で元妻アンバー・ハードを訴えているジョニーについて、事前に収録されたエレンの供述録取が19日、法廷で提示された。エレンとジョニーは1994年にプラトニックな友情が「性的」になり「数カ月間」交際したという。
エレンは2019年に録画された証言の中で、ジョニーが「手に負えない」かたちで「頻繁に酒に酔っていた」ほか、幻覚薬の影響でしばしば「トリップ」していたことや、コカインなどの薬物を「何十回」も摂取していたことを明らかにしている。
またワインボトルを投げた件については、ジョニーがラスベガスのホテルの部屋で他の人と喧嘩した時に起こったという。エレンは自身の方向にボトルが投げられたものの誰にも当たらなかったとした上で、「どうして彼がボトルを投げたのか分かりません。どちらかというと軽く投げた感じでした」と続けた。
さらにエレンは、交際当時のジョニーが「支配的」で「嫉妬深かった」と表現。常にどこにいるか質問されていたとした。
一方でジョニーと「ダーク・シャドウ」で共演したエヴァ・グリーンは、同作のプロモーション活動時に撮影されたジョニーとのツーショット写真をインスタグラムに投稿。「ジョニーが名声と共に浮上し、素晴らしいハートが世界に明らかになること、そして彼と彼の家族にとって人生がこれまでで最高のものとなることを確信している」とジョニーへのサポートを示している。