歌手のアグネス・チャン(66)が24日、都内で初の絵本「アグネス・チャン 親子で読む絵本シリーズ」(潮出版社)の刊行を記念した「絵本読み聞かせ会&サイン本お渡し会&撮影会」に登場した。
15日に左頬にやけどを負ったことを、18日に自身のブログで明かしていたアグネス。公表後、初の公の場となったこの日は、やけどの痕を隠すように大きなばんそうこうを貼っていた。
自ら左頬を指差し、やけどのことを切り出したアグネスは「きょうはテープをつけたまま。髪をカールした時に、やけどしたんです。アイロンみたいなやつで、ジュッとやっちゃった」と、笑顔で生報告した。
やけどの状態を「まだ治っていない。ひどいといえばひどい。傷が長い」としたアグネスだが「でも大丈夫です。化粧で隠せるので。傷は残らないといいな…」と気丈に振る舞っていた。
ウクライナ情勢にも触れた。ユニセフ・アジア親善大使として、2018年に同国を訪問。政府軍と分離独立派による内戦が続いていたドンバス地方を訪れた際にサイレンが鳴り、防空壕に入った経験を語った。現地の住民が作ってくれたという首飾りをかけたアグネスは「幼い子たちは平和を知らない。無事で、早く平和を。平穏で生活できるように」と切実に訴えた。
自身でストーリーを考え、イラストも描いた4冊の絵本を刊行。「絵はすごく苦労した。絵を描くのは好きなんですけど、得意じゃない」と振り返った。日本の芸能界デビュー曲の題名と同じ「ひなげしの花」を描くのが好きだといい、絵本にも登場。「歌ってるからではないんですけど、ひいきしてしまいます。丘の上だったらベストです!」と話し、周囲を笑わせていた。