壇蜜が国産旧車愛明かす「ヴィッツに驚き」「ホンダが私の青春時代」「助手席でお世話になりたい」

北村 泰介 北村 泰介
国産旧車への思いを語る壇蜜。新番組のドラマでは亡き夫の愛車を手放す女性を演じた
国産旧車への思いを語る壇蜜。新番組のドラマでは亡き夫の愛車を手放す女性を演じた

 昭和の国産旧車ブームを背景に、2月下旬からスタートしたCS放送「映画・チャンネルNECO」の新番組「旧車探して、地元めし」が3月中もリピート放送される。俳優・升毅演じるカーディーラーの主人公が車の買い付け先で出会った車や食べ物を紹介する情報番組の要素を盛り込んだ30分枠のドラマだ。第2話の甲府編にゲスト出演する壇蜜が、よろず~ニュースの取材に対し、自身の体験も踏まえて旧車の魅力を語った。

 壇蜜は升が運転する「1985年式ホンダシティ カブリオレ1200」の助手席に座った。カブリオレといえば、屋根を開いてフルオープンにし、青空の下を疾走する車上で風を体感できるという魅力がある。車体の天井を取り払って〝裸〟になるというところから着想された伝説的なキャッチコピーが「脱いで、パラダイス」だ。

 壇蜜は「まさに『脱いで、パラダイス』を実感しました。当時は『個性に乗る』ことが一つのステータスだったんだと思いました。(車内の)カセットデッキにも昭和55年生まれの私はゾクゾクしました。しかもBGMのカセットテープはポール・モーリア!」と昭和感あふれるオープンカー体験を満喫。精神的なパラダイス(天国)に〝昇天〟した。

 そんな壇蜜にプライベートでの車との接点を聞いた。

 --昭和55年(1980年)生まれで、8歳(小学2年)の1月に昭和が終わり、平成の時代に育った世代になるわけですが、自身にとって車に関する記憶とは。

 「車を持たない家庭に育ちましたが、だんだんと車が小さく乗りやすくなる時代を経験しています。ヴィッツ(※トヨタのハッチバック型乗用車)のコマーシャルを見た時は驚きました。これまで理解不能だった車の特徴が分かりやすく、愛らしく表記されていて、叔母が乗り始めた時には未来の車がやって来たように感じました」

 --今回のドラマで乗ったホンダ車のイメージは。

 「私、インテグラ、乗ってグラ、ホンダが、私の青春時代ですね。インテグラにみんな遊ばれてますけどね。言葉遊びが激しいな…と」

 --マイケル・J・フォックスが叫ぶ「カッコインテグラ!」のテレビCMが懐かしいです。1989年、平成の幕開けでした。その後、成人されてからの「車遍歴」は?

 「22歳で普通免許を取得しましたが、マイカーは持っていませんでした。(芸能界入りする前に勤務した)会社で時々運転する車はボルボで、高級車だとうかがっており、緊張しました。31歳の時にバイクの免許を取って、ホンダCBRとバーグマンに乗りました。ビクスク(※ビッグスクーター)は安定していて走りやすいのに、風を感じられて大好きです」

 --今後、マイカーを運転する気持ちはありますか。

 「私、人間として、運転に向いてないことがつい最近分かったんです。機械的なものを操作することが上手じゃない。操作する機能に長けていれば…。私も車を運転するっていう快感はすごく感じてはいたし、車はとてもいい交通手段として尊敬してましたし、乗れる人も尊敬して憧れていました。でも、やっぱり私は助手席で居眠りしている方がいいのかなと思いました(笑)」

 --たとえ「助手席の人生」だとしても、車とのお付き合いはこれからも続いていきます。

 「とにかく運転する人の邪魔にならないように。控え目に車にお世話になりたいです」

 --最後に改めて旧車の魅力、ドラマの見どころを。

 「いわゆる角の取れた車、エコっぽい車、ヴィッツとかフォルセとか、車は丸くてかわいくて燃費がいいよね~みたいな世代なのですが、年上の人たちが乗っている角張った車を見ると『トガってんな~!』と思います。舐めるほど車を映したり、走る姿を追ったり、車好きが作った『車に対する執着心の塊』の番組なので、いやらしい目で見て下さい。いやらしい目で旧車が見ることができれば、あなたも立派な旧車好きです。指の隙間からちょっとずつ見てください。車への執着や興味が視聴者に伝播するのは楽しみですよ」

 壇蜜が出演する第2話の3月放送は、12日23時30分、18日午前7時45分、25日23時30分からの計3回。詳細は「映画・チャンネルNECO公式サイト」へ。

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NECO特設ページ:https://www.necoweb.com/neco/sp/kyusha/

NECO公式サイト:https://www.necoweb.com/neco/

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