№1グラドル・奈月セナ、本格女優へ〝進化〟の最中 「挫折してます」もオファー続々

福島 大輔 福島 大輔
奈月セナ
奈月セナ

 〝最も売れているグラビアアイドル〟の異名を取る奈月セナ。現在は本格的に女優業に取り組んでおり、活躍の場を広げている。このほど、よろず~ニュースの取材に応じ、マルチ女優を目指す意気込みなどを語った。

 芸能界を意識したのは、中学2年生のころ。「同級生がモデルのオーディションに応募したみたいな噂を聞いて、そういう選択肢もあるのかなと考えていた」という。そして当時、地元のフリーペーパー誌「美少女図鑑」に掲載され、モデルとして〝デビュー〟。地元(岐阜市)は世間が狭いから、広まるのは早かったかです。ありがたいことに、ちょっとした有名人になりました」と笑った。

 当時は「あくまで趣味の範囲で考えてて、看護師の方に進みたいという気持ちがあった」という奈月。だが中学3年生の時に、大きな出会いが訪れる。「名古屋駅で、グラビアのスカウトを受けたんです。フジテレビか何かのオーディションの帰りで、東京から新幹線に乗って名古屋で降りたら、声を掛けられて…。運命を感じました」と、その仕事を受諾。高校1年生の夏、沖縄でDVDの撮影に臨んだ。

 身長172センチ、B89W60H89のGカップという抜群のスタイルは、「昔、レースクイーンというか、キャンペーンガールを少しやっていた」という母親ゆずり。1000本売れれば大ヒットというDVD業界で、デビュー作は異例の4500本を売り上げた。「この道一本でやっていく選択肢もある」と考えつつも、「噂話が広まるのも早くて、それなりに陰口言われたりもしました。仲いい子は応援してくれましたけど、男の子たちには『怪しいことしてる』みたいな言われたことありましたね」と、逡巡が続いた。

 それでも、高校2年時には芸能界入りを決断。卒業後に上京し、事務所と契約した。当初は「一番、自分の身体を生かせるのはモデルかなと」と、広告を中心にモデル活動に専念。3年で事務所との契約を満了後、デビューDVDを撮影した人気カメラマン・野川イサム氏と再会し、本格的なバックアップを受けた。

 DVDはこれまで8本発売し、平均3500本以上を売り上げるなど、グラビア界では本格デビューからわずか2年で〝頂点〟を極めた。2019年には映画「教科書にないッ!5」で女優デビュー。その後も連続ドラマや映画に毎年出演するなど、順風満帆に見えるが、自身は「今、挫折してます。我慢時かなって感じですね」という。

 グラビア時代が順調すぎた分、「女優業を本格的にやりたいと思っているんですけど、なかなか難しい。うまくいかない」と悩みは尽きない。本格的な演技指導を受けた経験がないだけに「劇団出身の方のお芝居見ると、培ってきたものが違いすぎて、メンタルえぐられますよね。泳ぎ方分からないのに、いきなりプールに入っちゃった感じで、今ちょっと苦しいです」と苦笑いした。

 それでも次々とオファーは舞い込んできており、2021年には中国進出の予定も立てられていた。そんな中でも奈月は「今、目の前にあることができてないのに海外とか言ってられんなと」と、初心を大切にしている。グラビアに関しては「やめたいとは思わない。いろいろ表現力も勉強してきたので」としつつ、「ここで〝甘い世界〟にいちゃ行けない、次のステージに行きたいという気持ちがあって」と、当面は女優業に集中する考えた。

 目指す女優のスタイルは、何でもこなせるマルチ女優。「私の見た目だと、ちょっときつい女性のキャラクターとか、ホステスの役とか、わかりやすい役がはまる」としつつ、「今はその役で頑張りながら、将来的にはいろんな役ができたらいいなと。いろいろ勉強していきたいです」とキッパリ。目標とする女優に「黒沢あすかさんと、渡辺真起子さん」を挙げ「本当に何でもできちゃう方々なんで、目指してます。私も、本当に何でもやりたいですね。何事も、やらないと分からないですし」と強い意欲を示した。

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