ギャル漫才・エルフが少女歌劇団ミモザーヌ公演の応援サポーター就任「バイブスは同じ」

杉田 康人 杉田 康人

ギャル芸人として人気急上昇中の漫才コンビ・エルフが、12月28日に大阪・堺市立東文化会館で開催される少女歌劇団ミモザーヌ冬公演「Winter Story~きくたまこと卒団公演」の応援サポーターに就任した。

金髪ド派手メイクのギャル・荒川と、ショートカットの控えめ女子・はるの漫才コンビ。大阪・よしもと漫才劇場を拠点に「ギャルあるある」やギャル語を駆使したネタでブレーク中だ。2021年元日に日本テレビ系で放送された「ぐるナイ『おもしろ荘』お笑い第7世代NEXTスター発掘スペシャル」に出演し、新年早々から全国に衝撃を与えた。

少女歌劇団ミモザーヌは「サクラ大戦」シリーズで知られるマルチクリエーター・広井王子氏が総合演出を手がける。12~19歳の少女26人からなり、メンバーは20歳で卒業。少女のはかない魅力を舞台でふりまく。

1期生のきくたまことが大阪、東京(2022年1月9日、草月ホール)で行われる冬公演で卒団。きくたの晴れの日を最高の舞台にしようと、エルフをはじめコロコロチキチキペッパーズ、レイザーラモン、尼神インターが応援サポーターに名乗りを上げた。

ギャルと少女歌劇団。まったくマッチしないような気がするが…。荒川は「それな!見た目とは違って、バイブスは一緒なんです。(きくたと)話してみて、マジみんなに笑顔を届けている。バイブスは一緒じゃん!と感じた」と主張した。

はるは「ギャルとどうマッチするか。明るく卒団をサポートしたいし、お客さんと楽しみを分かち合いたい」と神妙に語る。涙腺決壊必至の卒団公演だが、荒川は「テンション上げていこう!いい意味で無責任に、ギャルのアゲの感じでテンションを上げていきたい」と湿っぽさとは無縁のノリを貫く。

少女たちが表現し、観客を笑顔にすることに取り組む姿勢に胸を打たれたという2人。はるは「芸人だって、表現したり自分を出すのは難しいこと。まだ若いみなさんが取り組んで…。生で見たらすごい。きっと、とりこになると思います」と魅了されたという。荒川は「荒川から人としていらないところを剥(は)いで剥いで、死ぬほどお酒を飲むところを取ったら同じ…私、ミモザーヌだったんですか?」とボケる。

コンビとしての目標は、ブレークした2021年以上の活躍だ。女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」で、エルフは準決勝で敗退。はるは「THE Wに身近な同期や先輩が決勝に出ていた。応援しながらも、次は出るぞっていう悔しさがあった。もっといろんな所で活躍したい」と雪辱を誓う。

荒川は「ギャルの時代をつくり上げたい!時代爆誕!ギャルですよ!しんどい時みんなに見て欲しい。荒川サイコー!って思ってもらうために、もっともっといろんな世界で頑張らなきゃ」。テンションこそ違えど、向かっている方向は一緒だ。

最後に荒川は「ミモザーヌ公演、ひとりひとりの目の輝きしか勝たん!見てねe(ねー)gg。あ、ギャル雑誌のeggが語尾に付いちゃったw。みんながんばってー!」とギャル語で公演をPRしていた。

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