錦鯉の初単独ライブ大成功 長谷川「感無量でした!」渡辺「死ぬんじゃないかなと!」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 「M-1グランプリ2020」で史上最年長ファイナリストになり、またたく間にお茶の間の人気者へ跳ね上がった錦鯉が、コンビ結成から初となる単独ライブが29日、東京・池袋HUMAXシネマズで開催された。ボケの長谷川雅紀(50)は「50歳の節目で初単独ライブ、感無量でした!」と、ツッコミの渡辺隆(43)は「雅紀さんが幕開けからフルスロットルすぎて、3分ぐらいで死ぬんじゃないかなと」と、感慨深げに振り返った。

 初単独ライブながらチケットは完売。老若男女幅広いファンが詰めかけ、映画館で漫才というミスマッチなイメージも、開演前に出囃子が流れ始めると、場内は錦鯉ワールド一色に染まった。万雷の拍手を浴びながら、白のスーツとネクタイに黒のワイシャツ姿の長谷川、紺のスーツとネクタイに白のワイシャツ姿の渡辺が登場。長谷川が突き抜けたハイテンションで、さっそくおなじみのフレーズ「こーんにーちわー!」と元気いっぱいに呼び掛け、即座に「うるせーよ!」と相方のスキンヘッドにクールでシャープなツッコミを入れる渡辺との掛け合いで、場内のボルテージは早くも最高潮となった。

 ライブは全9本のネタに加え、ネタとネタの間の橋渡しとして錦鯉の個性全開な幕間VTRで構成された1時間半の公演。日常のありふれた出来事や時事など、多種多様な漫才を披露した。突き抜けたバカっぷりを前面に押し出し、パワフルかつクレイジーな長谷川のボケ。冷静的確に淡々とツッコミを重ねる渡辺。2人のリズミカルな掛け合いが、笑いとともに会場に一体感を生み出した。

 幕間VTRは、主に長谷川の日常生活にスポットライトを当て、渡辺がナレーションで淡々とツッコミを入れるスタイル。長谷川のモーニングルーティーンやクッキング、弁当早食いチャレンジなど、観察記のような様々な内容に、場内に爆笑の渦が発生した。

 長谷川は「50歳という節目で初めて単独ライブを行わせていただいて、いやもうとにかく、感慨深いというか感無量というか、めちゃくちゃ嬉しかったですね。これだけ大勢のお客さんたちに見ていただいて、配信でも見ていただいて。50歳にして、ようやくスタートが切れました。ありがとうございました!」と絶叫。渡辺は「いまはただただ感無量です。この歳になって初めて単独ライブができて、しかもそれが映画館で。ちょっと自分が、かっこいいなと思いました(笑)。ただ、雅紀さんが、いい意味でも悪い意味でも開始からフルスロットルすぎて、アクセルベタ踏みで暴走してたので、開演して3分ぐらいで死ぬんじゃないかなぁって(苦笑)。雅紀さんの持つ生命力が強かったんだと改めて思って、いまはうれしい限りです」と感謝を口にした。

 同公演のアーカイブ配信販売を実施中。また、11月17日には錦鯉初書籍「くすぶり中年の逆襲」(新潮社刊)が発売される。

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