リアーナが実の父親に対して起こしていた訴訟を取り下げた。リアーナことロビン・リアーナ・フェンティと父ロナルド・フェンティは、公判の数週間前に和解するに至ったという。
リアーナはロナルドと、その会社フェンティ・エンターテインメントに対し、自身の名前を許可なしに使いビジネスをしているとして、2019年に初めて訴訟を起こしていた。1500万ドル(約17億円)に及ぶ海外ツアーやロサンゼルスでのライブをロナルドはその権限がないにも関わらず勝手に企画していたという。
「フェンティ氏はリアーナの父親だが、リアーナに代わって活動するような権限は決してない」とリアーナ側は主張。会場やプロモーターと連絡を取り本人の知らないところでコンサートが企画されたことで、リアーナの評判に傷がついたと訴えていた。
更にロナルドは「Fenty」をホテルチェーンの名前に使用しようと商標登録を申し込み、リアーナの逆鱗に触れたそうだが、米国特許商標庁が申請を拒否するに至っていた。
同訴訟でリアーナは、父に対してフェンティの名前使用や、コンサートのブッキングなどの差し止めを主張していたが、ロナルドはその名前は自分の苗字であり、最初に使用したのは自分だとして棄却を求めていた。
当初公判は今年6月の予定だったものの、当時リアーナはイギリスに滞在。パンデミックによりロサンゼルスに戻れなかったことで、合意のもと今月22日に延期されていた。