蓮舫氏 「唯一の戦争被爆国」読み飛ばしの菅首相に「大切にしなくてはいけない言葉があります」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 蓮舫氏
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 立憲民主党の蓮舫参院議員が6日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相がこの日、広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで、手持ちのあいさつ文1ページ分を読み飛ばしたことを受け、スルーされた文言には「とても大切にしなくてはいけない言葉がある」と首相に説いた。

 菅首相は「わが国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」とした部分などを読み飛ばし、その後、広島市内の会見で「一部を読み飛ばし、この場をお借りしておわび申し上げる」と陳謝。関係者によると、手持ちのあいさつ文1ページ分を飛ばしたという。

 蓮舫氏は「誰にでも間違いはあります」と理解を示しつつも、「でも、間違ってはいけない、とても大切にしなくてはいけない言葉があります。菅総理」と呼びかけた。菅首相は昨年10月の国会での所信表明演説や今年1月の施政方針演説でも言い間違いをしていた。

 また、蓮舫氏は別の投稿で、広島原爆の日である6日にNHK総合テレビが東京五輪中継の影響もあり、原爆に関する特集番組の放送をしないことがSNS等で問題視されていることを指摘。同氏は「伝えること。 唯一の被爆国として8月6日に何が起き、原爆がもたらした惨状と悲劇、多くの尊い命が失われた歴史をきちんと国内外に伝えることが何よりも大切です。特集番組より五輪中継。とても公共放送の姿勢ではありません」と苦言を呈した。

 NHK総合テレビでは7日午前0時すぎから原爆をテーマとしたNHKスペシャルの再放送が3本放送される予定。

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