俳優・原沢侑高、五輪で無念の敗戦喫した兄・久喜をねぎらう「僕にとっては最強で尊敬」

福島 大輔 福島 大輔
原沢侑高
原沢侑高

 東京五輪柔道男子100キロ超級で、3位決定戦で敗れた原沢久喜の弟で、俳優の原沢侑高が30日、よろず~ニュースの取材に応じ、兄の奮闘をねぎらった。

 リオ五輪の銀メダリストとして臨んだ時刻大会だったが、メダル獲得はならず無念の結果に。テレビで兄の戦いを見守った侑高は「攻め切れてなかったですね…。オリンピックというプレッシャーもあったと思うけど、スタミナ切れてた感じだし、やはり相手が強敵だったということだと思います」と話した。

 久喜は2018年4月、所属していたJRAを退社し、独立。リオ五輪後はオーバートレーニング症候群に陥るなど苦境が続く中、全てをリセットして1人で柔道に向き合い、見事に復活した。弟として、その歩みを常に見てきた侑高は「リオから後の5年間は、兄貴の人生にとって絶対に無駄にはならないと思う。人生を柔道にささげてきた人なので…」と、大きな決断を尊重した。

 3位決定戦で敗れた兄の姿を画面越しに見た侑高は「本当に悔しいんだろうなと思う。すぐにでも電話したい気持ちはありますが、兄貴が自分の中で整理がつくまでは、そっとしたい」と心境を慮った。そして「結果がどうであろうと、誰がなんと言おうと、僕にとっては兄貴は最強で、尊敬できる存在。とにかく今は本当に『試合、お疲れ様』と言いたいです」と、世界の舞台で死力を尽くした最愛の兄をねぎらった

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