AKB48の峯岸みなみが22日、横浜市のぴあアリーナMMで、卒業コンサート「桜の咲かない春はない」を行った。当初は昨年4月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期され、発表から531日を経て、約1年越しでようやく実現。ステージには、峯岸とともにAKB48の歴史を作った〝神7〟と呼ばれる卒業生メンバーが続々登場した。
終演後に取材に応じた峯岸は、コンサートのこだわり部分について「怒濤のレジェンドブロック」とニヤリ。「たかみな(高橋みなみ)の『RIVER』から始まって、ともちん(板野友美)の『ポニシュ(ポニーテールとシュシュ)』で終わるかと思いきや、(大島)優子が『ヘビロテ(ヘビーローテーション)』でまた出てきてくれてもうひと盛り上がり…というくだりは、ただただ卒業生の〝神7〟が出てきてそこを見せたかったというよりは、〝神7〟たちと今の若いメンバーが、センターを割って踊ったりたりとか、『時空を超えた共演』みたいなものをファンの人に見せたかった」と狙いを語った。
卒業生には「私から一応、出演してもらえないかというのと、こういう風に考えていて誰々にはこの曲に出てほしいと直談判した」という。「誰一人『えっ?』っていう人がいなかったことがすごいうれしくて、自分で言うのもなんですけど、愛されてるなと思いました」とほほ笑んだ。
コンサートを終えた感想を問われると、「AKBに入って15年なので、自分の中でもすごく歴史が長くて、大好きな曲も一緒に踊りたいメンバーも本当にいっぱいある中で、3時間に納めるのはすごく大変だったんですけど、今の自分がやりたいことを全部詰め込んで、今は満足感でいっぱいです」と満足げ。やり残したことについては「センターのシングルが発売されなかったこと。そんな贅沢は言える立場じゃないんですけど、何かあるかというと、センターやりたかったなと」と冗談交じりに話した。