ロビー・ウィリアムス(47)が、ステージでの人格は単なる「スーパーヒーロー」的な分身だと語った。実際の自分の姿はステージに立つ人物ではなく、4人の子供の父親だという。
妻アイーダ・フィールドとの間に長女テディちゃん(8歳)、長男チャーリーくん(6歳)、次女ココちゃん(2歳)、次男ボーくん(13ヶ月)を持つロビーはこう話す。
「奇妙だけど、ライブを行う時はロビー・ウィリアムスは構成物だ。スーパーヒーローみたいな。僕の名前はロバート・ウィリアムス。ロビー・ウィリアムスではないんだ。ロビー・ウィリアムスがステージに上がり、ロバート・ウィリアムスが子供を育てている」
ポップグループのテイク・ザットで名声を博したロビーは、時折、ステージ人格がうまく出てこないため、通常時のロビーが大勢の観客を楽しませなければいけないことにヒヤヒヤしているそうだ。
ポッドキャスト番組「タレント・テイクス・プラクティス」で、ロビーはこう語る。
「ステージに上がって、(分身の)アイツが出てくるか、自分1人か、分からないんだ。(イギリスの)ハイド・パークで、7万人を前にして最初の4曲を演奏した時は、アイツが登場しなかったから、僕がこなさなきゃいけなかった。もの凄く恐かったよ」
さらにロビーは続ける。「それから突然、アイツが現れた。別世界の怪しげな話か統合失調症みたいに聞こえるかもしれないけど、それともそうなのかな、とにかく、ステージに上がる時は大抵アイツも出てくる。でも、たまに僕が出て行っても、アイツはまだ楽屋でタバコを蒸している時があるんだ」
そんなロビーは、ステージでの分身は伝説的カルト映画「ロッキー・ホラー・ショー」に出てくるフランケン・ファーター博士のようだと言い、「『ロッキー・ホラー・ショー』でティム・カリーを見た。で、『めちゃくちゃカッコいい。ああいう風になりたい』と思った。ステージに立つと、フランケン・ファーター博士になるんだ。まさに、そのまんま。子供の時に憧れていた人々を映し出して、パフォーマーとしての自分と混合する感じかな」と続けた。