元ネイビーシールズ(米海軍の特殊部隊)の狙撃教官ブランドン・ウェッブ氏が、軍での訓練手法を子育てに応用し、子どもの自信やレジリエンス(精神的な強さ)を育てられると語った。
同氏は著書の中で、プレッシャーの高い環境で培った「前向き思考」「自己コントロール」「冷静なコミュニケーション」が、家庭でも効果的だと主張している。
ウェッブ氏は次のように強調する。「親の言葉は子どもの『内なる声』になる」「子どもの頭の中では応援する存在でありたい」
実際、狙撃訓練ではミスを指摘するのではなく、ポジティブな結果を強調する方法に変更したところ、失敗率が30%から1%に大幅低下したという。
また、現代の親は子どもを過保護にしがちだと指摘し、失敗や不快な経験を避けさせるのではなく、経験させることで強さが育つと説く。
その象徴的な例として、息子が泥の水たまりに飛び込もうとした際、止めようとした自分に気づき「それは子どもの成長を妨げていた」と振り返っている。
さらに、しつけと罰は別物だとし、怒りではなく「落ち着いて一貫した対応」で結果を示すべきだと説明する。
子育てで最も大切なのは「質の高い時間」であり、概念ではなく、子どもとの関係そのものだと強調。実際に成人した子どもたちと良好な関係を保てていることが最大の成果だとしている。