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ニコラス・ケイジ、モノクロ/カラー両方で配信される「スパイダー・ノワール」へのこだわり

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ニコラス・ケイジ
ニコラス・ケイジ

 俳優ニコラス・ケイジ(62)は、ある特定の役柄に「縛られる」ことを望んでいないという。様々な役柄を演じることを楽しんでいるため、作品においてヒーロー役と悪役のどちらを好むかといったこだわりはないと強調した。ニコラスは「ピープル」誌に「悪役?悪役はたくさん演じてきたよ。どっちも好きだ。どちらも映画にとって重要な要素だと思う。一つの役に縛られたくはない」と語っている。

 また、2000年代初頭にサム・ライミ監督版の「スパイダーマン」シリーズでグリーン・ゴブリンを演じる機会を断ったことについても振り返った。トビー・マグワイア演じるスパイダーマン役と敵対する同役はその後、ウィレム・デフォーに決まったが、ニコラスは「アダプテーション」(2003年)への出演を選び、「当時、それが正しい選択だと感じた」と回想した。

 「アダプテーション」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたニコラスは、こう続ける。「僕は別の映画、もっと小規模なノワール調の作品、悲劇的なノワールというよりはロマンチックな作品に出演することに決めたんだ。でも、サム・ライミにこう言ったのを覚えているよ。『(主役に)誰をキャスティングするにせよ、せめて一瞬だけでもクモのようなボディランゲージを本当に体現してくれる人を願っている。アパートで一人きりの時、天井を這い回るようなシーンをね』」

 そしてニコラスは次回作であるプライム・ビデオの新作ドラマ「スパイダー・ノワール」で、スパイダーセンスを持つ1930年代の私立探偵ベン・ライリーを演じる。同作は2008年に始まったコミックシリーズ「スパイダーマン・ノワール」を原作としている。

 この役柄に取り組むにあたり、ニコラスは「ジェームズ・キャグニー、ハンフリー・ボガート、エドワード・G・ロビンソンといった、大好きな往年の俳優たちの要素を融合させ、それらをスタン・リーの傑作『スパイダーマン』と融合させて、何か新しいものを生み出したい」と熱意を語り、さらに「まるでリヒテンシュタインのポップアートのような絵画と演技スタイルを作りたかったんだ」と付け加えた。

 撮影中、ニコラスはいくつかのスタントに挑戦し、それが「アドレナリンを沸き立たせた」という。「特別クレイジーなエピソードはない。ワイヤーワークをたくさんやったけど、このキャラクターはウェブを使ってかなり飛び回るから当然のことだよね。そういうのはいつもワクワクするんだ。スタッフ全員が完璧に仕事をこなしてくれたので、安全だった。でも僕にとっては、それこそがこの仕事の一番の楽しみなんだ。何よりも、モノクロのフォーマットに合う演技スタイルを作り上げることに集中していた」

 同シリーズは、モノクロの「オーセンティック・ブラック&ホワイト」とカラーの「トゥルー・ヒュー・フルカラー」の両バージョンでストリーミング配信される。それぞれのバージョンについてニコラスは以前「エスクァイア」誌にこう語っていた。「それは、僕が考えるフィルム・ノワールの描き方と合致している。でも実のところ、どちらの表現も成立していて、それぞれ異なる理由で美しいんだ。カラー版は彩度がすごく高くてゴージャスだ。10代の視聴者はカラー版を気に入ってくれると思うけど、選択肢も与えておきたい。もし視聴者がモノクロでコンセプトを体験したいと思えば、それによって昔の映画に興味を持ち、それを一つの芸術形式として楽しむきっかけになるかもしれないからね」

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