タレントの中川翔子(41)が27日深夜に自身のX(旧ツイッター)更新。この日、都内の映画館で上映された父・中川勝彦さん(1994年死去、享年32)が若き日に出演した貴重な自主映画を観賞したことを報告し、夭逝した父への切実な思いを綴った。
勝彦さんは俳優、歌手として1980年代に人気を博したが、急性骨髄性白血病のため94年9月に死去した。この日上映されたのは、手塚眞監督による上映時間60分の16ミリフィルム作品「SPh」(エスフィ)。勝彦さんが歌手としての本格デビューを前にした83年の作品で、同年で21歳になる勝彦さんが東京・新宿の地下道を飛び回り、つぶらな瞳でその場で起きている状況をのぞき見る姿がフィルムに刻まれている。
中川は「今日は 桂子さんと 父 中川勝彦が40年以上前に、出演した映画を観に行きました」と、母・桂子さんと共に都内の上映館・ラピュタ阿佐ヶ谷に足を運んだことを報告。「わたしは9歳で父を亡くしてから 思春期に、居ない父への反抗期になり ずっとずっと嫌い!で だけども血の中にあるものは受け継ぎ 絵を描いたり歌ったり猫が好きだったり 面白いことハマること 不思議なことに、同じようなお仕事の道を歩くように」「そして歳を重ねていきながら まるで父の足跡をたどる冒険のような日々で ずっと意識してきました」と亡き父への思いを記した。
中川は「居ないからこそ 話したかった 会いたかった言いたかった わたしが歌や絵やいろんな夢を叶えられた いま生きて双子が生まれたのも 若くして亡くなったけど父のおかげで いまは ありがとうの気持ちがたくさん」と感謝。「だけども 生きた証の声や姿をみるのは少し怖くてなかなかできないでいた」と複雑な思いも打ち明けつつ、「でも今回時を超えてスクリーンで動く父の姿を勇気を出して観に来ました」と説明した。
昨年9月に双子の男児を出産。中川は「双子は父の孫になる 弟が目や笑顔や雰囲気そっくりで あんなに早く亡くなったけど ちゃんと生きた証と血は繋がっていく」と思いを込めた。
中川は「映画の中で父は不思議な存在感透明感 たしかに生きている 生きた証が残っている 知ってくださった方覚えていてくださる方に感謝です リメンバーミーみたいにきっと ね!」と映画の感想を踏まえ、「阿佐ヶ谷の映画館でまだまだ上映されます 音も映像も不思議で素敵、すごく好き 新宿の昔の景色ももはや文化遺産 興味がある方は良かったらこの機会にぜひ観に来てくださいね」と6月2日まで同館でフィルム上映されるスケジュールを告知した。
この日は手塚監督が上映後のトークで作品を解説。漫画界の巨匠・手塚治虫さんの長男で、10代から自主映画の旗手として活躍していた手塚監督は俳優として薬師丸ひろ子主演の映画「ねらわれた学園」(81年公開、大林宣彦監督)に出演した際、クラスメート役で共演した1歳下の勝彦さんと意気投合し、その後も親交を続けたことから同作の出演に至ったという経緯を説明。早すぎる死を惜しみながら、フィルムに刻まれた同世代の盟友をしのんだ。
中川はこの日撮影した母と手塚監督との3ショット、勝彦さんの若き日の写真などもXに投稿した。