ウィリアム皇太子が、男性のメンタルヘルスについてより開かれた対話の必要性を訴えた。皇太子は11日、男性の自殺防止を目的とする支援施設「ジェームズ・プレイス・バーミンガム」の開所式に出席し、同団体の取り組みが全英に広がることへの期待を示した。
同慈善団体の施設は、これまでにロンドン、リバプール、ニューカッスルでも開設されており、皇太子はその活動を継続的に支援してきた。バーミンガムでの式典では「ここのチームは本当に素晴らしい」と評価したうえで、「残念ながら、こうした場所は今の英国に必要とされています。もっと各地に広がってほしいですね」と語った。
さらに、皇太子は「自殺についてもっと話し、予防について語り合い、若い男性や女性にもっと早い段階で届ける必要があります」「そうすれば、将来的にはこうしたセンター自体が不要になるのです。それが目標です」と、長期的な理想像も明かしている。
男性の自殺危機の根本原因に向き合い、迅速かつ専門的な治療を提供しているジェームズ・プレイスは約20年前、21歳で命を絶ったジェームズ・ウェントワース=スタンリーさんの両親によって設立された。ジェームズさんは軽度の手術後に深刻な不安障害を抱えていたとされ、両親は同じ悲しみを他の家族に味わわせたくないとの思いから活動を続けている。