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「君はこれが好きだろ」その自信が危険!妻への誕生日プレが“不評”に変わるワケ【夫婦関係修復カウンセラーが解説】

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結婚10年目を迎えた節目の誕生日に、Aさんは「君はこれが好きだろう」と、妻がかつて絶賛していた有名店のスイーツを買って帰った。自分を「妻の好みを熟知している優しい夫」だと疑わないAさん。

しかし、受け取った妻の反応はどこか冷ややかだ。実は妻は最近ダイエットを始めており、好みのジャンルも甘いものからスパイス料理へと変わっていたのだ。

妻は喜んでくれていると信じて疑わないAさんに対して、妻は「私の変化に気づいてくれない」と心の距離を広げていく。こうした夫婦のすれ違いはどのように解決したらいいのだろうか。夫婦関係修復カウンセリング専門行政書士の木下雅子さんに話を聞いた。

ー「わかったフリ」や知ったかぶりをしてしまう夫の心理とはどのようなものなのでしょうか。

ひと言で言えば傲慢になってしまっているからだと思われます。自分では優しい夫だと思っていても、「俺は妻のことを全部わかっている」と思い込むこと自体が傲慢なんです。

そう思い込んでしまうと、目の前にいる奥様の変化が見えなくなります。プレゼントを渡した時の奥様の微妙な表情の陰り、最近の服装や生活習慣の変化。それらを見逃したまま「10年前のデータ」だけで接しているから、ズレが生じるのです。

本人は妻のためにしているつもりでも、奥様側からすれば「私の話を聞いていない、私に関心がない」というメッセージとして受け取られてしまいます。

ー今の妻の好みを上手に聞き出し、関係を修復するコツはありますか?

まずは、奥様の表情を見てみてください。どんな時に嬉しそうか、生き生きしているかを知ることで、Aさんも「妻をもっと喜ばせてあげたい」という気持ちになっていくはずです。

その上で、奥様の今の関心がどこにあるかを観察しましょう。例えば、奥様が最近どんなYouTubeを見ているか、どんな雑誌を手に取っているか。もしYouTubeを見ていたら、「どんなジャンルの動画を見てるの?」と素直に興味を示してみてください。

そこから「最近はスパイス料理が好きなんだね」といった、今の情報に更新できるようになります。

ー完璧なギフトや言葉を探すよりも大切なことは何でしょうか。

正解は夫の頭の中にあるのではなく、奥様の心の中にしかありません。「何を贈れば喜ぶか」という答え合わせに執着するのではなく、「あなたに関心を持っていますよ」という姿勢を示し続けることが大切です。

たとえば、奥様が興味を持っていそうなお店のお菓子を「この前、興味ありそうにしてたから」と何気なく買ってくる。もしそれが「今はダイエット中」で食べられないものだったとしても、「最近ダイエット頑張ってたのに、ごめんね。一生懸命やってるなと思って、つい喜ばせたくて」と言えれば、それは十分な関心の表明になります。

自分たちが理想とする夫婦の姿に向けて、まずは自分から歩み寄る。その積み重ねの先に、自然と心が通い合う関係が戻ってくるはずですよ。

◆木下雅子(きのした・まさこ) 行政書士、心理カウンセラー
大阪府高槻市を拠点に「夫婦関係修復カウンセリング」を主業務として活動。「法」と「心」の両面から、お客様を支えている。

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