アメリカ代表のリンゼイ・ボン(41)は、8日に行われたミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのアルペンスキー女子滑降での転倒により複雑骨折を負ったが、「後悔はない」とコメントしている。1月末に左膝前十字靱帯断裂などの重傷を負いながらも出場した今大会で、スタートから13秒後に旗門に接触して激しく転倒。ヘリコプターで搬送されていたボンだが、5度目で自身にとって最後となるオリンピックに挑んだことを悔やんではいないという。
インスタグラムにはこうつづられている。「昨日、私のオリンピックの夢は思い描いていたかたちとは違うかたちで終わりを迎えました」「物語のような結末でも、おとぎ話のような終わり方でもなく、ただ人生というものでした。私は勇気を出して夢を見て、その実現のために必死で努力してきました」「昨日の終わり方は私が望んだかたちではなく、激しい身体の痛みも負うことになりましたが、後悔はしていません」
大会直前に重傷を負いながらも出場を決めたボンの決断については、勇敢だったという声がある一方で、無謀であったとの見方もあるが、ボンは今回の転倒は膝の負傷と「無関係」だとしており、スキー競技とは常に危険を伴うスポーツであり、それでも「夢を見るもの」だとして、「今回のことで、皆さんが持っている物事に果敢に挑戦する勇気を失わないことを願っています」と続けた。