ヴァイオリニストの天満敦子さんが、21日放送予定のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演する。
天満さんは1992年の6月、ルーマニアでの演奏会後、秘曲「望郷のバラード」を亡命音楽家に託され日本に紹介。哀愁を帯びた曲調で、日本人の心をつかみ、クラシック音楽界で異例の大ヒットとなった。
この曲を作曲したのは29歳で夭折したルーマニアの作曲家チプリアン・ポルムベスク(1853~83)。ウィーンに留学し、ブルックナーに師事。将来を嘱望されながら、ルーマニア独立運動に参加して投獄され、病で亡くなったと言われている。
ポルムベスクの遺作を託された天満さんは、以後年間100回以上の演奏会をおこなってきたが、2022年突然体の自由が利かなくなり検査入院、頸椎損傷と診断され緊急手術を受けた。検査入院で数日のつもりが5カ月の入院。手術後は絶対安静が続き、鉛筆を持てたのは数カ月後だった。
一時は演奏家を引退することも考えたが、周囲の励ましと「思い出の場所で再び弾きたい」という思いで、何とか復帰をすることができたという。現在、首に12本のボルトをいれ首が固定されてしまうため、演奏にも影響があるが、それでも音楽は続けていきたいと思っているという。