元宝塚歌劇団雪組トップスターで、退団後は舞台俳優として活躍する麻実れい(75)が、11日放送予定のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金、後1・00)に出演する。
東京・神田明神の鳥居の中に実家がある下町生まれ。宝塚音楽学校へ進んだ理由は、親元を離れたい一心だった。宝塚に興味があったわけではないため、ダンスや日舞の時間をサボり、先生に怒られる生徒だったという。しかし、上級生の「ウエストサイド物語」を見て「黒えんび服の似合う男役になりたい」と思うようになった。父は早くに病気で寝込み舞台に立つ姿を一度も見る事ができなかったが、母は「若い頃のお父さんそっくり」と喜んでくれたという。
45歳の時に2人の子どもを持つ夫と結婚した。当時小学生だった息子には「お母さん」と呼ばせず「ターコさん」と愛称で呼んでもらい、朝5時起きで弁当を用意した事もあった。今は2人とも40代で、それぞれ家庭を持つようになり一安心だという。