宮城県牡鹿郡にある女川(おながわ)町が26日、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。同日に注意喚起として投稿していた熊の出没情報の写真が、生成AIによるフェイク画像だったことを発表した。
公式アカウントでは「クマ出没のお知らせに関する訂正とお詫び」と題して文書を公開。「本日、女川町内へのクマ出没に関してお知らせしたところですが、外部からの情報をもとに真偽確認を続けた結果、提供された情報(画像)が生成AIによるフェイク画像であったことが判明いたしました」と発表した。
町民に対しては「町として、住民みなさまの危機回避を優先しお知らせしたところですが、不安や混乱を与えてしまったことに対しましてはお詫び申し上げます」(原文まま)と謝罪。今後については「この度のことを教訓に今後の情報発信においては、正確性と迅速性を高められるように努めてまいります」とした。
またクマへの注意については「クマの出没に関しては引き続き細心の注意を払っていただくことが必要になりますので、町からの情報提供も迅速かつ丁寧に行いますが、住民のみなさまにおかれましては注意を継続していただけますようお願いいたします」と記した。