俳優のブレンダン・フレイザー(56)は、新作映画「レンタル・ファミリー」のために日本語を勉強したという。東京を舞台にした同作で、家族や友人のふりをする「レンタル家族」という仕事に就く俳優役を演じているブレンダンは、撮影開始前に日本文化を学ぼうと、早めに来日していたのだそうだ。
「ハムナプトラ」シリーズなどで知られるブレンダンは、「ザ・ホエール」(2023年)で病的肥満の英語教師を熱演し、アカデミー主演男優賞も獲得した。「レンタル・ファミリー」の舞台裏を映した動画では「何かを発見するというのが大好きなんだ。自分自身の東京の話があるように感じるため、早めに来た。翻訳機を手にあちこち歩いて、人と話そうとしたよ」と告白。「僕のキャリアの中でも最も視野が広がった経験の1つだった」と印象を語った。
そしてHIKARI監督は、ブレンダンが役作りのために週3~4回の日本語のレッスンを受けていたことを明かした。
そんな新作についてブレンダンは先日、自分自身を信じる力との向き合い方を変える転機になったと明かしていた。「僕は自分に自信が持てずに苦しんできました。でもこの映画を作ることで、自分には価値があるんだと気づかされたんです。ずっとそうだったのに、なぜこんなにも自分に厳しくしていたんだろうと」と語っていた。
「レンタル・ファミリー」は来年2月27日から日本公開予定となっている。