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関西注目女性アナ「お笑いが分からなくて」永島優美アナが目標のカンテレ・田中友梨奈アナは音楽活動も

中江 寿 中江 寿
田中友梨奈アナウンサー(撮影・坂部 計介)
田中友梨奈アナウンサー(撮影・坂部 計介)

 報道、スポーツ、バラエティーと幅広く活躍するカンテレ入社2年目の田中友梨奈アナウンサー(23)がこのほど、大阪市内でよろず~ニュースの取材に応じた。関西注目株の女性アナが共演者とのやりとり、プライベートでの音楽活動、理想のアナウンサー像について語った。

 バラエティー番組「フットマップ」ではアシスタントとして、MCを務めるフットボールアワーの後藤輝基、岩尾望と共演。「タイプは違いますけど、お二人ともとても優しいです。緊張しなくていい空気を作ってくださる」。ゲストは芸人が多く、やりとりで戸惑うことも。「関西出身じゃないので、ホントにお笑いが分からなくて…。芸人さんがすごく優しく、分かりやすく振ってくださったところを、『へぇ~』で終わらすとか」。スタッフから「今のはちゃんと乗っておけと。そうじゃないとボケが死ぬぞ!」と注意されることもあった。

 アナウンサーの先輩をはじめ、周囲から共通して指摘されることは「うまくやろうとするな」だ。ただ、事前に準備をして、少しでも不安を解消したいタイプ。「安全に行きたくなっちゃうところが良くないみたいで…。自分では分からないんですけど、普段は独特とか変わっているとか言われるんですよね」。先輩や同僚からは「動きがうるさい」、「顔がうるさい」、「なんかつかめない」と言われることもある。「反応が変らしくて…。それをもっと出せよと。多分、計算したら面白くないと」。自分の持ち味がどこにあるのか、画面にどう出せばいいのか、まだ見つけられずにいるようだ。

 6月には「タナカユリナ」名義でSNSに音楽用のアカウントを開設。自身が作詞、作曲、編曲した楽曲を配信している。幼少の頃から高校までエレクトーンを習っていて、もともと音楽は好きで、いつか曲作りをしたいと思っていた。就職活動で知り合った先輩からアドバイスをもらい、部屋にパソコン、キーボード、スピーカなどの機器をそろえた。

 仕事終わりや休日に作業をする。「全然、しんどくないですね。めちゃくちゃ時間が溶けちゃいますね。楽しいことを思い切りやっている時間が音楽です」。気がついたら明け方になることもあったが、「音楽をやっている時の方が、仕事もうまくいったりとか」と、仕事との相乗効果もあるようだ。

 会社も応援してくれていて「入社して一番びっくりしました。頑張れみたいな。寛容ですよね」と感謝。カンテレアナウンサーYouTubeのジングルを作成したりと、仕事でも役立っている。近々、新曲を発表する予定だ。

 〝歌手〟として音楽番組への出演については「いや、そんな夢がかなうならホントに幸せだなと思います」と言い、「会社が許してくれるならやってみたいです」と前向き。ただ、アナウンサーの立場として線引きを考える。「音楽に食い込みするのは、ちょっと良くないかなという。ラインが難しいですね。ちゃんと仕事をするところはする。アーティストという会社員じゃないので、そこは分けなきゃいけないと思います」。本業をしっかりと果たすことを念頭に置いている。

 同じ入社2年目のMBS・河西美帆アナウンサーとはアナウンスクールの同期で一緒に就職活動をした仲。現在も食事に行くなど交流がある。「社会人ってこんなもんだよね(笑)と言いながら、お互いの勤務状況とか」。仕事の情報交換がメインだが、〝恋バナ〟で盛り上がることも。

 来年4月には3年目を迎える。「入社前からアナウンサーとして一人前になる年次だと思っているので。取材に行くなり、勉強をしたいものをちゃんと自分で見つけて、先輩が今まで教えてくださったことはもちろん大事ですけど、プラスαを積める年にしたいです」。ステップアップを目指す。

 目標は元フジテレビの永島優美アナウンサー。「大学もゼミも先輩で、すごく憧れていて。誰からも愛されるし、言葉にも説得力があるし。たぶん、いらっしゃるのといらっしゃらないのでは、現場の雰囲気も違うと思うので。そういう信頼されつつも、柔らかくて暖かい雰囲気を作れるアナウンサーになりたいと思います」。理想像を思い描いている。

 ◆田中友梨奈(たなか・ゆりな)2001年12月29日生まれ、23歳、福岡県出身。関西学院大学卒業後、2024年に関西テレビ入社。「newsランナー」(月、水曜、16・50)、「おかべろ」(土曜、14・28)、「フットマップ」(土曜、18・30分)などに出演中。

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