俳優のブラッド・ピット(61)が、元妻アンジェリーナ・ジョリー(50)とのフランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」を巡る訴訟で、アンジェリーナ側の主張に対し「継続的な誤誘導がある」と批判した。2人は2016年に別居し、2024年に離婚が成立したが、アンジェリーナが2021年に自身の持ち分を第三者に売却したことをきっかけに法廷闘争が続いている。
ブラッドは、アンジェリーナが提出を拒んでいる複数のメールの開示を求め、請求されている3万3000ドル(約500万円)の訴訟費用の却下も申し立てた。
ブラッドは、アンジェリーナがビジネスマネージャーや英広報担当者、財務コンサルタントらと交わしたメールに注目。アンジェリーナ自身が「法的助言や戦略について非弁護士と詳細に話す習慣がある」と述べていることから、これらのやり取りは秘匿特権の対象外と主張している。
また、売却条件に関する内部メールがほぼ提出されていないことや、広報担当者とのやり取りに弁護士が含まれていない点も問題視。アンジェリーナは「法的な話題を含むメールは提出義務がない」と反論し、ブラッドへの制裁と費用負担を求めている。
アンジェリーナは2022年、ピットが「報復的な戦いを仕掛けている」として反訴。訴訟は3年以上続いており、両者の対立は深まる一方だ。