歌手のティナ・ターナーの息子であるアイク・ターナー・ジュニアさんが4日、ロサンゼルスの病院で腎不全のため死去した。67歳だった。遺族がTMZに伝えたところによると、近年、重度の心臓疾患を抱え、先月には脳卒中も患っており、誕生日の翌日に息を引き取ったという。
ティナの姪であるジャクリーン・ブロックさんは「ページ・シックス」への声明で「ジュニアの死を深い悲しみとともにお知らせします。彼は私にとって単なるいとこではなく、同じ有名な家庭で育った兄弟のような存在でした」と語った。
アイク・ジュニアさんは、実父アイク・ターナーさん(2007年没)と母ロレイン・テイラーさんの間に生まれたが、その後、父と結婚したティナ(2023年没)に養子として迎えられた。音楽的才能に恵まれ、幼少期からあらゆる楽器に興味を示したという。「彼はドラムを好んでいましたが、母ティナが練習後に必ず解体するように言ったため、次第にキーボードを好むようになりました」とジャクリーンさんは回想。やがて父アイクさんが設立した録音スタジオ「ボリック・サウンド・スタジオ」の運営にも携わるようになった。数々の困難を乗り越え、音響技師・ミュージシャンとして活躍。2007年には父のアルバム「Risin' With The Blues」でグラミー賞「最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム賞」を受賞した。