スコットランド出身で歌手のルイス・キャパルディが、2023年のグラストンベリー・フェスティバルでの出来事について「おそらく人生最高の出来事」であり、「人生で最も重要な日だった」と語った。
2年前の同フェスティバルでは、ステージ上でトゥレット症候群による発声チックに悩まされ、以降パフォーマンスから遠ざかっていたルイスは、もしパフォーマンスを続けていたらどうなっていたかについて、「想像するだけで恐ろしい」と振り返っている。
ポッドキャスト番組『ディズ・パスト・ウィークエンド』に出演した際、フェスティバルの数週間前に行ったシカゴ公演の舞台裏で「痙攣」し、「激しいパニック発作と精神的な発作」を起こすなど、さらに「ひどい」経験をしていたことを明かした。
「グラストンベリーでステージを降りた時は不思議な感じだった。『もう大丈夫だ。これから2年間、助けを求めて立ち直れる』ってね」と思ったそうで、「奇妙なことに、あれは僕にとって人生最高の出来事だった。そうでなければ、絶対にストップしていなかっただろう」と続けた。そして「天が『今、これが起こらないと大変なことになる』ってね。もし続けていたら、今頃どうなっていたか考えたくもない」として「僕たちはオーストラリアに行く予定だった。本当に、本当にひどいことになったかもしれない。どうなっていたか想像するだけで恐ろしい」と語っている。
今年、シークレット・セットでグラストンベリーのステージに再び立ったルイスは、このカムバックを「精神的な勝利だった」と表現している。