25日放送予定のABCテレビ・テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜、後0・55)では、婚活100戦100敗のモテない夫と、米倉涼子似の美人妻のカップルが登場する。
今回の「新婚さん」は電気工事会社取締役の夫(51)と、専業主婦の妻(44)のカップル。昨年の七夕に挙げた結婚式では、短冊に「『新婚さんいらっしゃい!』に出演できますように!」と願いを込めた。念願かなった2人が暮らすのは、立派な2階建て一軒家。実はこの家、夫が35歳独身だった2009年、婚活で有利に働くと考え建てたもの。それから妻と同棲するまでの15年間、ひとり暮らしだったという。
夫はこれまで婚活のために迷走を続けてきた。38歳で「社会保険労務士」の国家資格を取ったり、40歳で自由に筆ペンで文字を書く「己書」の師範に合格したり、話題づくりのために手相占いを勉強したり…。婚活相手と食事をする際に、女性が友人を連れてきて、3人で5万円を超える焼肉をたかられてしまったことも。それ以降「一人の女性に5万円までかけて縁がなかったら次にいこう」という“5万円ルール”をつくり、気づけば婚活100戦100敗!絶望的にモテない人生を歩んできた。
転機が訪れたのは2年前、毎週通っていた居酒屋でのこと。この店のママが1万人以上を鑑定してきた占い師でもあり、その占いの常連客だったのが今の妻。年に1度、運気を見てもらっていた妻が七夕の日に訪れると「今年めちゃくちゃいいじゃん!結婚もありそう!」とママ。その時、ママの頭にピンと浮かんだのが、前日に食事に来ていた男性=後の夫だった。ママによれば「特殊なジグソーパズルのピースみたいな夫」と「見た感じ明るくて強そうだけど、尽くし型の妻」は気質が合うと思ったという。
妻に「タイプじゃないと思うけど、絶対合うから会ってみない?」と持ちかけ、すぐさま夫に電話。この時、運悪くぎっくり腰で寝ていた夫だったが、ママからの「美人さん紹介します」という電話に「這ってでも行きます!」と即答。会ってすぐ、明るく健康的で笑顔が素敵な妻に一目惚れした。一方、妻側は「ださ!」と最悪の第一印象を抱いていた。色黒マッチョ系が好きな妻にとって、正反対の男性だったからだ。
ただ、いざ食事をしてみると、純粋で一生懸命な夫に好感を抱く。妻は「付き合わなくても、なんとかしてあげたい」と母性本能がくすぐられ、再び食事デートへ。すると帰りの車で、夫が一世一代の告白。妻の「付き合うとして私の言うことを聞けますか」との問いに「はい、聞きます!」と即答する様子を見て、こんな素直な人はいないと、交際をスタートさせた。
交際後は妻による夫の“大改造”が始まった。非モテ歴が長すぎた結果、完全な汚部屋と化した夫の自宅を見て「モノと暮らしますか、私と暮らしますか」と迫り、2人で徹底的に片付けた。前髪パッツンでダサかった髪形はパーマに、黄ばんでいた差し歯も15万円かけて治させた。大変身を遂げた夫は人生で初めて「カッコいい」と言われるまでになった。
番組では2人の結婚をとても喜んでいる夫の両親もVTRで登場。ずっと心配していたという母の知られざる思いが明かされる。