お笑いタレントの小籔千豊(51)が21日、大阪市内で、自身が主宰するフェス「KOYABU SONIC 2025」(9月13~15日、インテックス大阪)の概要発表会見に出席した。2008年から開催され、コロナ禍などで中断を挟みつつ、続けてきた長寿フェスの“終わり方”について語った。
昨年の同会見で「どういうふうに終わりを迎えるのか、残りわずかのコヤソニ人生。参加して良かったな、と思って思えるようにやっていきたい」と“終活”を宣言していた小籔。今年も「このまま5年続けてフェスが上手くいき続ける気は全くないので、どっかで終わらなあかんなと思っている」とやはり終わりを見据えた。
その目安として「手伝ってくれている社員のモチベーションは赤字か、赤字じゃないか。ちょっとでもいいので黒字やったら、社員も肩身狭い思いせんでいい。僕は“ちよいプラ”(収支がややプラス)を目指しているんですけど、真っ赤っかになったらやめるかもしれないですね」と判断基準を明かした。
フェス発足時は30代だったが、気づけば50代に突入。寄る年波に抗えず、連日会場をかけまわることが「40代後半ぐらいからしんどくなってきて。腰とか膝とか痛くなったり」と明かした。同時期から健康に気遣い、サプリ摂取やジム通いを始めたという。
体力面からも終わりが近づくことを実感しつつも、出演芸人やアーティストから「出られて良かったです」と感謝されると「喜んでくれる人がいるんやったら、やってもええんかな…でも赤字になるか分からんし」と考えを巡らす日々。「日によって時間帯によって『続けようかな』『やめさせてもらったほうがええんかな』と。ただ、コヤソニが終わった瞬間は『続けようかな』と思っている気がします」と語った。
この日、出演者の第1弾が発表され、アーティストではジェニーハイ、きゃりーぱみゅぱみゅ、FRUITS ZIPPER、アイナ・ジ・エンドなどの出演が明らかに。芸人勢は中川家、かまいたち、ダイアン、見取り図、ツートライブ、バッテリィズなど豪華メンバーが集結する。