17日にフジテレビ系で生放送された、結成16年以上の漫才師による賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」で優勝したツートライブが18日、大阪・森ノ宮よしもと漫才劇場で行われたライブに出演。大会で見せることが許されなかった“幻の勝負ネタ”を披露した。
大阪凱旋(がいせん)となった漫才出番で2人が選んだネタは「地下相撲」。優勝直後の会見で2人が「放送コード的にNGだった」と話していたネタだ。地下格闘技の相撲版というアウトローな設定に、過激すぎるワードや描写の数々。満員の客席の爆笑を誘い王者の実力を示すともに、なぜ放送できないのか大いに分からせる6分間だった。
出番後、囲み取材に応じた2人は同ネタについて「去年の自分たちを支えてくれていたネタ」と明かした。生放送で披露するネタ候補の一つとしてフジテレビ側に提出したが、許可がおりず。たかのりは「ほんまに番組側は(放送できるように)頑張ってくださった」と感謝しつつ、「まぁ、放送できない理由は分かりますよね…」と苦笑いを見せた。
万一許可がおりていれば、3本目(決勝)で披露する予定だった。しかし、周平魂は「本当に3本目でやっていたら、みんな引いてスベりまくってたんちゃうかな」と振り返った。自信のあるネタに変わりはないが、当日の空気感を考えれば、披露できなかったことが功を奏したと見ることもできる。
優勝後、すでに31番組から出演オファーが届いているという(副賞で出演権を得た22番組含む)。この日の早朝、新幹線で帰阪したが座席は初めてグリーン車に。一夜で状況は一変し、これから大阪と東京を行き来する多忙な日々が続く。
たかのりは「東京のテレビはあんまり出たことないんで、チャレンジしていきたい」と意気込み。周平魂は「東京の番組を1周ばーっと回って、ひと通りスベって、仕事減らして大阪に帰ってきたい」と笑いを誘いつつ、「気楽に楽しくですね」と自然体の活躍を誓った。