米俳優が死去、89歳 「007」シリーズで敵も味方も演じるなど、50年のキャリアで出演作は多数

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 ジョー・ドン・ベイカーさん(右)
 ジョー・ドン・ベイカーさん(右)

 映画「007」シリーズに出演した米俳優ジョー・ドン・ベイカーさんが、7日に死去した。89歳だった。遺族は発表した声明の中で、「知的好奇心が強く、読書を愛し、特に猫をはじめとする自然や動物への深い愛情を持っていました」「ジョー・ドンは生涯を通じて、その温かさと思いやりで多くの人々の心に触れ、幸運にも彼を知ることができたすべての人々に消えることのない痕跡を残しました」と故人を偲んでいる。

 1987年公開の「007/リビング・デイライツ」で悪役の武器商人ブラッド・ウィテカーを演じ、その後1995年の「007/ゴールデンアイ」、1997年の「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」ではCIAエージェントのジャック・ウェイド役として登場、シリーズの中で敵役と味方役の両方を演じた数少ない俳優の一人となった。

 ジョーさんは約50年にわたるキャリアの中で多数の映画に出演、1973年公開の映画「ウォーキング・トール」では、実在の保安官ビュフォード・パッサーを演じ、犯罪と戦う姿が当時のアメリカ社会の共感を呼んだ。

 また、1985年の英BBCドラマ「エッジ・オブ・ダークネス」ではCIAエージェントのダリウス・ジェドバーグ役を演じ、英国アカデミー賞(BAFTA)の主演男優賞にノミネートされた。その他にも、話題作「リアリティ・バイツ」、コメディ映画「フレッチ/殺人方程式」、マーティン・スコセッシ監督のスリラー映画「ケープ・フィアー」、ティム・バートン監督のSF映画「マーズ・アタック!」などに出演した。

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