兵庫県の斎藤元彦知事(47)が15日、県庁での定例会見で、政治団体・NHK党の立花孝志党首(57)が参院選兵庫選挙区(改選数3)への出馬会見で「斎藤知事からの応援とかがもらえればいいかなと思ってます」と述べたことや、県知事選で斎藤氏に投票した層に支持を訴えていくとしたことについて、記者団から受け止めを問われた。
斎藤氏は「会見を承知していないのでコメントできない」と回答。さらに「(立花氏が)出馬されるということは報道で見ましたけれども、どのようなことをおっしゃったかというのは承知していません」と話した。
参院選兵庫選挙区で「当選を目指す」とした立花氏は、地域政党「躍動の会」幹事長の増山誠県議(46)に支援を打診。増山氏を通じて、斎藤氏の支援も取り付けたい考えだ。
記者団から、立花氏を支援するかどうかを問われた斎藤氏は「私としては、公務優先でしっかり仕事をしていきたいという風に考えている。個別の候補者への対応については公務優先で考えてますので、現時点では特に考えておりません」とした。
記者から「現時点では?条件さえ合えば、支援することもありうる?」と迫られると、斎藤氏は「特に考えていません。それはないと思います」と答えた。