「カメ止め」以来の「狂信的」関心度!104歳おばあちゃんのドキュメンタリー映画が大盛況

田中 靖 田中 靖
山本和宏監督
山本和宏監督

 映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」を手がけた山本和宏監督(37)が20日、神戸市中央区の元町映画館で行われた公開舞台あいさつに登壇し、撮影の裏話などを語った。

 同作は、広島県尾道市の山あいの町で、100歳を超えてひとり暮らしを続けている元教員の石井哲代さんの日常を撮影したドキュメンタリー映画。石井さんは「人生100年時代のモデル」として新聞・テレビなどで紹介され、ユーモアあふれる言葉などを集めた書籍が累計21万部を超える“スーパーおばあちゃん”。同作は石井さんの101歳から3年に渡る日々を追ったもので、老いと向き合いながらも自立し、めいや近所の人たちと助け合い、笑顔を忘れず生きる姿がシニア世代の共感を呼んでいる。

 今年1月末からの広島先行上映だけで観客動員2万人を突破。18日からミニシアターを中心に全国上映もスタートし、各地で満席が続いている。同館も問い合わせの多さから追加日程を決定。「『カメ止め』以来かも。ちょっと狂気的ですね(編成担当)」と、2018年に口コミ効果から全国、世界中に広まった映画「カメラを止めるな!」に匹敵するほどの関心の高さに驚いている。

 舞台あいさつでは、山本監督と岡本幸プロデューサー(50)が登壇。山本監督は「年配の方だけでなく、若い方が親や祖父母を誘って見に来ていただいている。そういう作品にできたのかな」と感慨深げ。岡本氏は「(同窓会シーンで)指揮だけのお願いが、一番大きな声で歌ってしまって」といった石井さんの“元気すぎる”秘話やリリー・フランキー(61)にナレーションを快諾してもらったエピソードなどを披露。また、観客からの質問に答え、サイン会も開かれた。

 公開スケジュールなどは公式サイト(https://rcc.jp/104-hitori/

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