SNSの利用が日常的になった今、企業にとって社員の情報漏洩リスクは無視できない問題になっている。株式会社PRIZMAはこのほど、企業のITセキュリティー担当者504人を対象に「SNS情報漏洩の現状とリスク認識に関する調査」を実施。その結果、企業の半数以上がSNSでの情報漏洩を経験していたことが明らかとなった。
「社員がSNSを通じて、情報漏洩を引き起こした事例が発生したことがあるか」を聞いたところ、約半数が「はい」(52.2%)と回答。企業におけるSNS運用では、情報漏洩の事例が少なくないことが明らかになった。
そこで「実際にどのような事例が発生したか」を聞くと、「投稿した画像に機密情報が載っていた」(35.0%)が最も多く、「機密情報が入ったデバイスを紛失してしまった」(31.2%)、「機密情報を誤って投稿してしまった」(29.7%)と続いた。特に、意図せず機密情報を投稿してしまうケースが多いことが分かった。
そして、「SNSからの情報漏洩について、確認できているなかでこれまで約何件発生しているか」では、「1~3件」(56.3%)が最も多く、「4~5件」(34.2%)、「6件以上」(9.5%)と続き、多くの企業が複数回にわたって情報漏洩を経験していることが分かった。経済的な損失やブランドイメージの低下につながる可能性が高いため、早急に対策を講じる必要があることがうかがえる。
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