石丸伸二氏「再生の道」応募者の女性割合12% 多様性は「掲げていません」と説明

澤田 英延 澤田 英延
石丸伸二氏=2025年2月26日撮影
石丸伸二氏=2025年2月26日撮影

 東京都議選(6月13日告示・22日投開票、定数127)に向け、地域政党「再生の道」を設立した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が26日、都内での会見し、都議会議員候補の公募の状況などを説明した。

 1次選考の応募総数は1128件。通過人数は360人、結果は28日午後6時以降に発表される。男女比は男性88%、女性12%。年齢別では40代が32%と最も多く、30代が25%、50代が22%などとなっている。沖縄県・豊見城市の元市長・宜保晴毅氏が公認候補として出馬することも公表した。

 女性の比率がやや低いことについて石丸氏は「1割くらいかと思っていました」と予想通りだったとした。「能力主義、実力主義」を掲げているため「女性は手を挙げにくくなってしまうだろうなというのは覚悟していました」と説明。続けて「いわゆるダイバーシティ(多様性)というものを掲げていません。実力主義と言っているのに、他の要素を乗せ始めると、何を目指すのか分からなくなってしまうんです」と性別などに関係なく実力を重視していることを強調した。

 「党として何を優先するかです。性別ではなく能力によって評価する、というスタンスを取っています」と重ねて強調。「2次、3次でどこかで女性がまったく出ないという可能性は十分にあります」と女性候補者が0になる可能性もあるとした。「逆を言えば女性がいた場合、いわゆるゲタを履かせたというようなアファーマティブ・アクション(公平な機会均等を実現するための措置や政策。この場合は女性の参加を促すために“女性枠”のようなものを設けること)ではなく実力で選考を通過されたと受け取っていただきたい」とした。

 多様性を軽視しているわけではなく「(多様性を)政策に移し込む際に、その人たちに多様性って必ずしもいるんだろうか」と考えているという。多様性を政策に反映させる議員が、自分とは違う存在に思いをはせることはできるとした。

 実力主義を掲げた結果、女性の応募者が少なかったということについては、まず、応募者のボリュームゾーンの中で40代、50代は男社会だったと前置き。「バリバリとキャリアを積んできた方は母数として男性が多い」と分母の問題であるとシンプルに説明した。

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