なべやかん「旧生島企画室」を2月末で退所、パワハラ問題は「無関係」今後に向けて自身で判断

北村 泰介 北村 泰介
お笑い芸人・なべやかん
お笑い芸人・なべやかん

 お笑い芸人のなべやかんが、所属していた芸能事務所「FIRST AGENT」(旧生島企画室)を退所することが25日までに分かった。28日付でマネジメント契約を解き、6年前に自身が設立していた前事務所「ゴッデス・エンターテインメント」に3月1日から復帰する。なべが、よろず~ニュースの取材に対して、退所の理由や今後の活動などについて語った。

  なべは2022年2月2日という「2並びの日」に生島企画室(当時)入りした。

 「仕事でご一緒した放送作家の山田美保子さんや、芸能コメンテイターで(当時の生島企画室の)広報的な仕事をされていた方の紹介で入りました。それまでは、2019年に仲間と作ったイベント芸能会社『株式会社ゴッデス・エンターテインメント』所属だったのですが、当時、マネージャーがおらず、やはり業界に通じているマネージャーがいないと厳しいので生島さんのお世話になりました」

 なべは入所の経緯をそう振り返った上で、「所属中は自由にやらせていただいていたのですが、仕事に関する依頼が自分の所に直接来ることが多くなり、それだったら『ゴッデス~』でやった方がよいかなと思うようになりました。実際、ゴッデス経由で自分の仕事をしている事もありました」と退所理由を説明した。

 「生島企画室」から「FIRST AGENT」への社名変更と合わせ、ハラスメントなどの問題で今年1月から無期限活動自粛中となっているフリーアナウンサー・生島ヒロシの役職辞任と退所が21日に発表された。そうした背景から憶測を呼ぶことに配慮し、なべは「退所理由について生島さんの件は全く無関係です。その前から、今後の活動に向けて辞めることを決めていました」と強調した。

 コンプライアンスの強化が推進されている近年、芸能界の「パワハラ気質」も改めてクローズアップされている。なべは「多くの人から『大変でしょ?』と言われますが、自分は昭和時代の体育会系で、たけし軍団経験者で、現在、プロレス界にもいるので、さまざまなハラスメントには免疫力が半端なくあるため、自分自身は一切気になっておりませんでした」と明かした。

 今後に向け、なべは「3月からは『ゴッデス』で社長とベテランマネージャーと共にやっていきます。多くのトラブルを起こしそうにないタレントを複数人抱えられるような事務所にしていきたいです(笑)」と意欲を示した。 

 芸人、俳優、コラムニスト、プロレスラーなど幅広く活躍中。3月11日にはイベント「お笑い東洋・太平洋 秘宝館タイトルマッチ」(東京・下北沢シアターミネルヴァ)を開催する。

 なべは「僕が主催するお笑いライブで、今回で300回を迎えます。入場料は1000円という激安価格です。『今年こそ売れよう』をスローガンにやってきて、昨年30周年を迎えましたが、このライブも出演者みんなが老人になるまで続けて行きたいと思います。1人、年金をもらっている老人も既にいますが…」とアピール。猫ひろし、フジテレビ系ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で話題になった小堀敏夫がメンバーのコンビ「ガッポリ建設」などが出演する。

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