斎藤知事 元総務部長の情報漏洩疑惑「私が聞いた時は否定」「第三者委員会の調査を踏まえて県として対応」

杉田 康人 杉田 康人
定例会見に臨んだ兵庫県の斎藤元彦知事=県庁
定例会見に臨んだ兵庫県の斎藤元彦知事=県庁

 兵庫県の斎藤元彦知事(47)が29日、県庁での定例会見で、斎藤氏のパワハラ疑惑などを告発した文書問題を究明する百条委員会が27日に公開した聞き取り調査結果で、県議2人が元総務部長から元県民局長(2024年7月に死去)の公用パソコンに保存されていた私的情報が書かれた紙を見せられたと証言したことについて「私が直接本人(元総務部長)から聞いた時は『そういったことはしていません』ということでしたので。本人の言葉ですから、それを私としては受け止めた」と説明した。

 斎藤氏は「百条委員会で、2人の県議がヒアリングに対して説明されたという事実としては承知しています」とした上で「私がそれについて、現時点で評価をするということは、そういう状況ではない」と述べた。

 元総務部長の情報漏洩疑惑について、百条委委員長の奥谷謙一県議(39)は地方公務員法の守秘義務違反にあたる可能性があるとして、刑事告発も視野に協議するとしている。元総務部長への処分や、疑惑が事実だった場合の自身の責任について斎藤氏は「第三者委員会において調査中。そこでの調査をまずはきちっとやっていくということが大事。第三者委員会の調査を踏まえて、県としての対応をどうしていくかということを考えていくことになる」とした。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース