『ウィキッド ふたりの魔女』の出演者らが、ジョン・M・チュウ監督がアカデミー賞にノミネートされなかったことで「泣いている」という。シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデがそれぞれ主演女優賞、助演女優賞、その他衣装デザイン賞やオリジナル楽曲賞など計10部門の候補に挙がった同新作だが監督賞からは落選、出演者の一人ミシェル・ヨーは打ちのめされていると明かした。
テレビ番組『ザ・ビュー』に登場したミシェルはこう話す。「(アカデミー賞のノミネートについて)私たちは皆嬉しくて泣いている。でもジョン・M・チュウやアリス・ブルックスのDP(撮影監督)がノミネートされていないことでも泣いているの!作品賞、衣装、ヘアの賞で祝福しているのに!」
一方同番組の共同司会者アナ・ナヴァロが、チュウ監督は前作『イン・ザ・ハイツ』でアカデミー賞にノミネートされるべきだったと反応すると、ミシェルは「イエス、私もそう思う!」と続けていた。
ちなみに今年のアカデミー監督賞はブラディ・コーベット(『ブルータリスト』)、ショーン・ベイカー(『ANORAアノーラ』)、ジャック・オーディアール(『エミリア・ペレス』)、コラリー・ファルジャ(『サブスタンス』)、ジェームズ・マンゴールド(『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』)らが候補に挙がっている。
また今回助演女優賞にノミネートされたアリアナは『オズの魔法使い』のドロシーに扮した幼少期の写真をインスタグラムに公開、喜びを綴ると共にチュウ監督にこう感謝の意を述べていた。「あなたは途轍もなく素晴らしいリーダーで人間、そして凄まじい友人。最高の『ウィキッド』ファミリーを心から誇りに思う」
第97回アカデミー賞授賞式は、3月2日に、オベーション・ハリウッドのドルビー・シアターで開催される。