アカデミー賞助演男優賞を受賞している俳優マーク・ライランスの妻で、演出家や作曲家として活躍していたクレア・ヴァン・カンペンさんが、患っていたがんのため18日にドイツのカッセルで死去した。71歳。亡くなった日は、夫マークの65歳の誕生日だった。
遺族は発表した声明の中、故人について「知る中で最も面白く、影響力のある女性」と振り返った。
ロンドンの王立音楽大学で学んだ後、1986年に劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。翌年には国立劇場へと活動の場を移し、マークも所属していたグローブ座で活躍した。
1989年に結婚したマークが主役を演じたクレアによる舞台『ファリネリ・アンド・ザ・キング』では、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞にもノミネートされている。