マドンナ、友人の死を機にHIV活動家に 過去にエイズ在団に6300万円の寄付も

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マドンナ
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 マドンナ(66)は、同性愛の友人の死をきっかけにHIV活動家になったという。レジェンドミュージシャンのみならずLGBTQのアイコンでもあるマドンナだが、実の弟クリストファー・チッコーネ(今年10月に前立腺がんで他界)と共に、HIVに感染した人々を助け支援するようになったきっかけについて語るテープの内容がザ・タイムズ紙によって公開されたかたちだ。

 その中でマドンナは、親友のイギリス人アーティストで1986年にHIVにより23歳で亡くなったマーティン・バーゴインについて言及、マーティンの薬代を支払ったり、当時夫だったショーン・ペンを説得しHIVを治す可能性があると考えられていた薬をメキシコまで買いに行かせたりしたそうだ。

 マドンナはこう話す。「私に何ができるというのだろう?彼(マーティン)を愛していた。エイズ患者はまるでハンセン病患者かのように扱われる」「エイズに感染したら友達は全員離れていく」「そんなのは友達じゃない。私は彼を見捨てることなんて無理。本当の親友だったから」

 2人はマーティンがバーテンダーとして働いていたイースト・ヴィレッジのクラブで出会い、マーティンがマドンナをニューヨークのクラブシーンに紹介、その後アパートをシェアし、マーティンはマドンナの最初のクラブツアーのマネージメント及び1987年のシングル『バーニング・アップ』のジャケットデザインを担当した。

 今回のテープはスカイの90分ドキュメンタリー番組『ビカミング・マドンナ』で使用予定で、クリストファーはその中で姉のマドンナがマーティンを偲んで1987年に「フーズ・ザット・ガール」ツアーを開催し米エイズ研究財団に40万ドル(約6300万円)を寄付したことを振り返ってもいる。

 トニー・ベネットやドリー・パートンのMV監督を務め、インテリアデザイナーでもあったクリストファーだが、2008年に著書『ライフ・ウィズ・マイ・シスター・マドンナ』を発表後マドンナと仲違いを起こすも最終的に和解していた。マドンナはクリストファーが亡くなる2週間前にも義理の母ジョーン・チッコーネをがんで失う憂き目に遭っていた。

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