国民民主党の榛葉賀津也幹事長が6日、定例会見を行い、同党の「顔」について発言した。同党の玉木雄一郎代表が12月4日に党から3カ月間の役職停止処分を受けたことを公表していた。
玉木氏は週刊誌で不倫が報じられ、おおむね事実関係を認めていた。党の倫理委員会を経て榛葉幹事長から「3カ月の役職停止処分」を通達されていた。
榛葉氏は玉木氏の役職停止について「極めて重いよ」とコメント。国会で予算審議を行い、年末年始のあいさつなどもある中での処分だけに「『幹事長注意』とか『役員会による厳重注意』とか、いろんなランクがあったけれどもあえて『役職停止』。極めて重いと思います」と重ねて強調した。
一方で玉木氏について「一枚看板不在に国民(民主)打撃」と表現した記事については「いつからうち、一枚看板になったの?」とチクリ。記事を掲載した新聞社の記者に「おれ、看板じゃないの?違う?」とツッコんだ。2025年の参院選挙に向けて「候補者選びに影響も」という指摘についても「公募ガンガンきてますから!」と強調した。与党との政策議論についても「交渉してるのは政調会長(浜口誠氏)、税調会長(古川元久氏)ですから。われわれがそれをバックアップしてますから。まったく影響ありません」と語気を強めた。
国民民主は衆院選の公示前は国会議員が7人で“玉木商店”のイメージも強いが、一方で“番頭・榛葉賀津也”のネットでの人気も躍進の原動力の1つだった。