女優ジュリア・ロバーツが、チャリティ番組向けに企画された「ノッティングヒルの恋人」の「ミニ続編」への出演を断っていたという。1999年公開の同ロマンティック・コメディの脚本を執筆したリチャード・カーティスは、英チャリティ団体コミック・リリーフが毎年開催するレッド・ノーズ・デイの募金活動を目的とした特別番組のために製作した「ラブ・アクチュアリー」(04年)の「ミニ続編」が成功したことから、「ノッティングヒルの恋人」でも同様のことをしようとした。しかしジュリアが、自身が演じたキャラクターである人気女優アナ・スコットがヒュー・グラント演じる書店経営者ウィリアム・サッカーと離婚するという内容を気に入らなかったという。
カーティスはインディワイヤーに「私は『ノッティングヒルの恋人』で2人が離婚するというものをやろうとしたんだけど、ジュリアはそれはとても悪いアイデアだと思ったんだ」と明かした。「フォー・ウェディング」(94年)の脚本も手掛けているカーティスは、「レッド・ノーズ・デイとコミック・リリーフを4回やったんだ」「『ラブ・アクチュアリー』のミニ続編もやったし、満足した出来だったよ」と成功例があることも強調した。
そんなカーティスの新作は、ネットフリックスのアニメーション映画「あの年のクリスマス」となっている。