国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)が29日、国会内での定例会見で、自民、公明、国民民主3党の税制調査会幹部による協議での「103万円の壁」引き上げについて「たぶんクリスマス前後にはいいプレゼントが。永田町のサンタクロースがくれるんじゃないですか」と述べた。
榛葉氏は、年収103万円を超えると所得税が発生する「103万円の壁」引き上げについて、与党との2回目の3党協議が28日に行われたことについての受け止めを問われ「交渉事だから、それは言わない」と明言を避けた。
「来月のクリスマスの前あたりまで、交渉は続くから。日が高いうちはなかなかね…ジャブの打ち合いですよ。日が暮れ出すとみんな、詰まった議論になってくるんじゃないの。見守ってください」と、独特の言い回しで説明した。
記者団から「クリスマス前後にプレゼントということは、クリスマスまで粘りたいということか」と問われ「クリスマスの後になったら、クリスマスじゃないもんね。クリスマスの前じゃないかな。おおむね25日前後っていうけど、土日があるからね」と答えた。
榛葉氏は「今年は大きな靴下持って、待っていたいと思います」と〝プレゼント〟への期待感を示していた。