藤田菜七子騎手が引退 JRAが発表 女性騎手のシンボル的存在…スマホ持ち込みで騎乗停止処分受けていた

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
藤田菜七子騎手
藤田菜七子騎手

 JRAは11日、藤田菜七子騎手(27)から騎手免許の取消申請があり、同日付けで騎手免許を取り消したことを発表した。

 藤田騎手は2023年4月頃まで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していたことが判明。騎手として重大な非行があったものと認められるとして11日から、裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗停止処分を受けていた。

 2016年3月にJRAでは16年ぶり、7人目の女性騎手として美浦・根本康広厩舎からデビューした藤田騎手。2019年のカペラSをコパノキッキングで勝ち、JRA所属の女性騎手としてJRA重賞初制覇を果たした。2020年4月25日には女性騎手初のJRA通算100勝を達成。海外競馬にも積極的にチャレンジするなど、古川奈穂、永島まなみ、今村聖奈、河原田菜々、小林美駒、大江原比呂ら女性騎手が数多く誕生するきっかけのシンボル的な存在だった。

 今年7月には昨秋から付き合っていたJRA職員の20代男性との結婚を発表。登録名は「藤田」のまま騎手生活を続ける意向を示し、自身のインスタグラムでは「現役を続けますし、より一層競馬に精進してまいります。引き続き応援のほど、宜しくお願い致します」と記していた。

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