2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の小野田紀美参院議員が総裁選で敗れた高市早苗衆院議員の“過激”な支持者たちに対して「攻撃的なリプとかしないで」とXで呼び掛けたことを受け、自身の見解をつづった。
ひろゆき氏は、小野田氏の27日付投稿について報じたネットニュースを引用。「高市氏は一部の〝過激〟な支持者がSNSなどで他の陣営に対して攻撃的なスタンスを取ることがあった。これが、悪目立ちした結果、支持者を決めていなかった党員らが、逆に高市氏を敬遠してしまうような現象がみられていた」と内容を要約した上で、自身の見解として「『やる気のある無能な味方は、敵より怖い』現象ですね。」と指摘した。
総裁選では加藤勝信元官房長官の推薦人の1人だった小野田氏は「決戦投票では高市早苗候補に1票を投じました。」とした上で、「今後を考えた時、悔しい気持ちは重々分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的なリプとかしないで』は、今も今後も、頭の片隅に残して欲しいです。」と訴えた。高市氏の支持者がSNSなどで他陣営に対して攻撃的なスタンスを取る傾向が目立った結果、支持者を決めていなかった党員らが逆に高市氏を敬遠してしまう現象がみられたことを背景とした呼びかけだった。
ひろゆき氏の投稿に対し、フォロワーからは「党員票は高市氏が一番でした」「『やる気のある無能な味方』の寄与率は決して高くなく、単なる派閥の力学の話です」「高市さんが負けたのは決戦投票で党員票じゃなくて議員票が流れたからでしょ」「民党内の力学が働いて石破になっただけ」といった反論や「党員票が一番多かったのに!とあちこちで支持者は声を荒げておりますが、過去に石破氏は党員票が一番多かったのに決選投票で敗れています。都合の悪いことは見ないふり」という指摘もあった。